運営の教育学部・濵田です。今回の企画は、Vol.13以来、久々にメタバースでの実施です。
みなさんはメタバース空間について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。アバターを介していつでも誰でも自由に滞在できる“居心地の良さ”は、メタバース空間特有のものといえるでしょう。しかし、“居心地の良さ”を超える「体験価値」が明らかでないと、なかなか積極的にメタバースを活用しよう、とまでには至らないのも事実です。我々の考えていた課題は、まさにこの点にあります。
そこで、今回のxTalksは3Dクリエイターとメタバース空間提供者のお二人をお招きし、話題提供をしていただくだけでなく、実際にさまざまなワールドへ訪問し、メタバース空間の「体験価値」を直感的・体感的に理解できるイベントにしました。いつものxTalksメンバーだけでなく、メタバース空間を日常的に楽しむcluster民にも多く集まっていただき、のべ参加者数311人(常時40名超)の大入り満員となりました。
続いて、クラスター株式会社Creators Guide担当の福田晃司(FUKUDA)様に、プラットフォーム側として考える「体験価値」の設計についてお話しいただきました。メタバース空間は「体験(=人がどう感じるか)」が重要で、そのコンセプトは「長時間いたくなる空間」「楽しくなる空間」「学ぶための空間」などさまざま。無限の選択肢があります。だからこそ、「目的に特化した3D空間」を創ることが重要、とのご指摘です。
現実空間は汎用的に、メタバース空間は特化的にという考え方は、メタバース空間を使いこなすキーコンセプトかもしれません。だからこそ、我々はメタバース空間でできることを整理することが必要です。メタバース空間だからこそでき、現実では難しいこととは何でしょうか?たとえば、ゲームはリセットできるが人生はリセットできないという批判がありますが、それは裏を返せばメタバース空間の強みとして読み替えることも可能でしょう。
また、メタバース空間での体験を通して“観察”する意識が高まるとのご指摘も、たいへん勉強になりました。現実空間では当たり前のものと見過ごすようなことも、メタバース空間にあると、もの凄く考えるきっかけにもなります。こうして高まった“観察”の意識は、現実空間で“観察”する意識にもつながってゆく。現実空間での体験を深めるという点も、メタバース空間での「体験価値」といえるのではないかという発想は、私にとってたいへん新鮮なものでした。
今回のxTalksでは、3Dクリエイター、そしてプラットフォーム提供者がメタバース空間に寄せる思いが実に具体的、かつ強いものであると理解できました。そしてもちろん、メタバース空間に集う人々の思いもまた同様であるということを。メタバース空間は自分自身で作り出すことが出来る。その創り出す体験が、自分自身で行動し、世界を変えていく出発点にもなる。また、バーチャルで見るだけでは満足し切れなくなって、リアルの現実の世界で本物を見に行くきっかけが生まれる。こうした側面からメタバース空間の体験価値をとらえ直してみると、あなたの人生にも豊かな広がりが生み出されるかもしれません。
最後に、cluster民の皆さんからご紹介を受けた様々なワールドのURLを記しておきます。どうぞお楽しみください。
https://cluster.mu/w/ae5e1f8a-cb55-49f6-b73a-b2a98077e218
https://cluster.mu/w/0e2b3a89-5b14-4f59-ad41-d2bada1f4414
https://cluster.mu/w/52d8c1b7-6bb2-47f4-89aa-778791668f87
https://cluster.mu/w/2e41654f-1c08-4724-ae3e-1d1d85a16353
https://cluster.mu/w/7476324f-51f8-465a-99b9-6ddea147293a
https://cluster.mu/e/8854e988-ce9a-404e-8608-837ff0097c23
https://cluster.mu/e/8854e988-ce9a-404e-8608-837ff0097c23/journals
https://cluster.mu/w/b9c18264-590e-4cea-bc3d-30e7a998bff5
https://cluster.mu/w/9d0a81b9-f6dd-4bc5-b8dc-801ab1e82d71
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xTalks Vol.34
メタバースの中で3Dクリエイターの「思考の深め方」を理解する
―どのような体験価値を提供したいのか―
ICTの中で3D空間を体験できるメタバース。なにかすごいことが出来そう!と思う一方で、そこにどのような体験価値があるのか、はっきりとつかめている人は少ないかもしれません。
実は、単に操作することが楽しい!ということを、3Dクリエイターは狙っていません。その背後には、システム思考・デザイン思考・アート思考と称されるような、意図が明確な、そしてものすごく緻密な設計があるのです。
今回、メタバースの最前線でクリエイトし続けているお二人をお呼びします。clusterの中で、メタバースに隠された真の意図、真の体験価値を実感しましょう。
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日時:3月6日(金) 18:00~20:00
場所:cluster
※参加の方法事前に、下記のURLから、clusterのアプリをダウンロードし、参加してください。Windows PC, Mac OS, Android, iOSでOKです。
https://cluster.mu/downloads
話題提供:
①池田夏暉先生(青翔開智中学校・高等学校)
『メタバース空間の価値を生かした教育を考える』
(参考記事)【祝】令和6年度学習デジタル教材コンクールにて日本教育新聞社賞を受賞 | 新着情報 | 青翔開智中学校・高等学校
https://seishokaichi.jp/news/post-19121/
②福田晃司さん(クラスター株式会社)
『「体験」を深めるものとしてのバーチャル空間』
https://corp.cluster.mu/
