工学部の小酒井です。
これまでアート関係の実技を直接的に取り上げていなかったこともあって、Vol.12は「アート思考」にフォーカスした企画を考えました。ちょうど、「デザイン思考」と並んで、「13歳からのアート思考」で注目を浴びた「アート思考」とかはなにかを体験できるイベントのをやってみたい!って思い、芸術学部の栗田絵莉子先生にお願いした次第です。
xTalksでは、このような実技をともなうイベントははじめてです。まだまだ新型コロナウィルス感染予防をしないといけないところでもあるため、オンラインでってことになるとなかなか実施も大変なところです。しかし、結果として、本当に楽しい充実感のある時間となりました。本当にありがたいです。
全体として、アート思考の貢献-逸脱-破壊-漂流-対話-出展のプロセスのうち、貢献〜逸脱~破壊の入口あたりまでを体験しました。
最初は栗田先生によるアート思考のレクチャーからスタート。このなかで、アートの考え方、アート教育の変遷なども共有いただきました。キーワードは”アフォーダンス”。
このなかで実技として、「魚を描いてみよう」ってことで参加者は各々のイメージで魚を描きました。通常は、左向きの魚を描くのが多いとのことですが、3人ほど左向きの「違った視点の人」がいるのが、xTalksっぽいですね。私もそうでしたがw(ひょっとしたら、無意識に左手で描いていたかもしれないです。)
このあとは、さらに絵本の「りんごかもしれない」をなぞって、その前に描いた魚から発想して、「この魚は○○かもしれない」という課題で、発想を広げました。
そのあとに、当日のメインでもある「紙袋」を使ってアート思考体験。
まず、全員で「紙袋」とはどういうものかについて議論。その後に、各々が自分で用意した紙袋を使って、15分間で作品を作り、それを参加者へ解説したり、栗田先生や参加者がコメントをするという対話の時間となりました。。最初の議論の時間、最後の対話の時間で受け取ったアフォーダンスは多く、「手を動かして考える」ことの本質を見た気がしました。
本当に贅沢で楽しい時間でした。個人的には、うすうす自分が体験できてる「デザイン思考」って、かなり「アート思考」に寄っていたり、混ざり合ったりしているなと思っていたのですが、あらためてそれを感じとれるイベントとなったような気がします。
不思議と参加者が少なくなってしまいましたが、参加された方はすごく幸運だったと思います。とりわけ、工学の先生たちも、「アート思考」にも、きちんと興味を持ってもらいたいと思いました。
写真もなんかみんなカワイイ感じですね〜。
--------------------------------------------------------------
STREAM Style xTalks Vol.12
テーマ: 手で作って考えて-アート思考を体験しよう-
内容:
いま話題となっている“アート思考”。「アート思考ってなに?」「アート思考に触れてみたい」という参加者の声にお応えして、体験ワークショップ(オンライン)を開催することができるようになりました。
芸術学部アート・デザイン学科の栗田絵莉子を講師にお迎えして、紙袋(手提げタイプ)を使った創作活動を行い、みんなで鑑賞会を行います。どうぞお気軽にご参加ください。
話題提供:
栗田絵莉子先生(芸術学部アート・デザイン学科講師)
日時:2022年6月3日 (金)18:00〜20:30
場所:Zoomで開催(申込者に後日Zoomアドレスをお送りします)
申込:ページ末の申込フォーム or こちらからお申し込みください。
申込締切:2022/6/3(金)13:00まで
--------------------------
<当日各自でご用意いいただきたいもの>
必須:お好きな紙袋(手提げ)−数枚あるといいかもしれません
紙(普通紙・画用紙等)、ペン(マッキーなどの太くて濃いペン)
任意:ハサミ、ノリ、色鉛筆、ポスカなどの文具、色紙、雑誌、新聞誌などの素材
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。