工学部の小酒井です。
久しぶりの開催となったVol.20では、玉川大学の全学ユニバーサルスタンダード科目として設定されている「複合領域研究」についてです。「複合領域研究」とは複数の領域に跨がる知見を学ぶための科目です。
今回取り上げたのは、そのなかでも「学部間」を横断する3科目の現状と課題について共有することを行いました。
1つめは、観光学部の鎌田伸尚先生、工学部の水地良明先生による「複合領域研究216:観工融合未来創生プロジェクト:観光×テクノロジー」です。観光分野で活用されはじめているメタバースの事例、Technologyの詳細などを学んでもらうための授業となっております。農学部やLA学部の学生まで受講していることもあり、多様な受講者が観光の最先端を学べる授業となっていました。
2つめは、芸術学部の村山にな先生が取りまとめをされている「複合領域研究213:Introduction to Japan Arts and Science in English」です。この授業は「日本の芸術文化、自然環境、社会経済、技術革新を世界に伝えよう!」を合い言葉にして、芸術学部のほか、教育学部、工学部、観光学部、LA学部、農学部、経営学部といったほとんど全てともいえる学部の先生方が携わっているゴージャスな授業でした。玉川大学とドレクセル大学の学生さんたちが、交流し、お互いに学び合う姿が素晴らしいと感じました。
3つめは、工学部の小酒井が取りまとめをしている「複合領域研究210:工農芸融合価値創出プロジェクト」です。この授業も成立の経緯、これまでの成果として「玉川のたんかん」というブランドを立ち上げた「タンカンプロジェクト」について紹介しました。
LightningTalkは、さいたま市立大谷場東小学校の新井弓翔先生、教育学部の元教授の中西茂先生、農学部の三浦琉河さんがご担当いただきました。フリートークのところでも、農学部の和田日向子さん飛び入り参戦。
三浦さんと和田さんは、複合領域研究210の2023年度受講生だった学生さんで、それぞれが提案したアイディアを実現するプロジェクトを立ち上げたいということでプレゼンしていただきました。実現するのは難しいかもしれませんが、実現できるように、私たちもお手伝いしていきたいと思います。実際にお手伝いしてくださるという参加者もいらっしゃいました。今後に期待ですね。
さて、xTalksは玉川大学・玉川学園のハブの機能を担うコミュニティとして、これからも続けていきます。乞うご期待ください。
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xTalks Vol.20
テーマ:「複合領域研究」の現在と未来 -オムニバス授業を超えて-
企画趣旨:ESTEAM教育の発信地であるxTalksが復活の時期となりました。玉川学園・玉川大学独自のESTEAM教育、異分野融合教育に興味ある方々はぜひご参集ください。ぜひ今後の異分野融合・部門横断活動の足がかりにしていただければ幸いです。今回のテーマである複合領域研究は玉川大学のユニバーシティ・スタンダード(US)科目の学際科目群に位置づけられる異分野融合科目となります。この中の1つ、複合領域研究210「工農芸融合価値創出プロジェクト」からは、「玉川のたんかん」という果実ブランドが生まれました。今回は、いまある複合領域研究の授業の内容を共有したうえで、今後の大学・K12でどんな異分野融合の授業を展開したいかについてアイディア創造するチャンスにしたいと思っています。学生さん大歓迎!
話題提供:①複合領域研究210:工農芸融合価値創出プロジェクト 小酒井正和(工学部マネジメントサイエンス学科)
②複合領域研究216:観工融合未来創生プロジェクト:観光×テクノロジー鎌田伸尚(観光学部観光学科)水地良明(工学部情報通信工学科)
③複合領域研究213:Introduction to Japan Arts and Science in English村山 にな (芸術学部アート・デザイン学科)
日時:2024年4月12日(金) 18:00〜20:30
場所:Zoom
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